中松です。今日のコンテンツは

「矛盾を飲み込む力」になります。

Zen Gleichgewicht

 

 

 

 

 

 

 

私はいま33歳です。

10代、20代の時と比べて
いろいろ成長したり経験値を積んできています。

 

そのうえでここ数年とにかく実感しているのが
「矛盾を飲み込む力」についてです。

若いころ、とくに10代の頃って
良くも悪くも青臭いものです。

実力も経験も伴っていないのに
理路整然さを求めたり
理想論的な潔癖さに偏る傾向にあるものです。

 

でも、社会に出て
20代、30代となってくると
いろんな矛盾と向き合う局面が増えてきます。

理想論だけではやってられない場面。

矛盾と分かっていてもそれを
全部わかったうえで
飲み込む力が要求される場面があったりもします。

 

例えば、私のケースで言えば
元々はサラリーマンやアルバイトといった感じで
いわゆる雇用される側でした。

でも、自分でやってみたい気持ちが強くなったので
アフィリエイトを軸にして脱サラ独立した経緯があります。

なので自分の中では雇われるのではなく
自分の力でやるという意識がすごく強いです。

 

ところがです。

小さいながらも法人化して経営者になると
多かれ少なかれ、今度は自分が人を雇う側になります。

自分は雇われているのが嫌だったのに
その自分が嫌だった行為を
今度は人にする必要が出てきたわけです。

 

これは最初、自分の中では矛盾を感じていました。

なかなか消化しきれなかったです。

それもあり人を雇わないで一人ビジネスレベルで
やっていた期間が長いです。

※社員を初めて雇ったのは起業後、5年経ってから。

 

まぁ、これのおかげで極限まで利益率が高い
ビジネスモデル構築に繋がったので
これはこれで悪くはなかったと思います。

しかし、自分の中でいろいろ折り合いをつけていく中で

 

中松心の声

「あれ?おれは雇われるの嫌だったけど、それはあくまでも自分の場合。

世の中の人の中には雇われるのが当たり前で、それが普通と思っている人もいるのでは?

ていうか、そういう人のほうが圧倒的に多いのでは?

自分も最初の頃は雇われるの当たり前って思った時期があったわけだし、

雇われたくないって思い始めたのも途中からだよな。」

 

生じていた矛盾を飲み込めた瞬間です。

それから人を雇うのに抵抗がなくなりました。

人は人。自分は自分。

 

なるべく働きやすい環境を用意してあげて
そのうえで働いてもらいたいからするけど、
過剰にする必要はない。

むしろあんまりやりすぎると逆効果。

時には厳しさが相手の成長を促す時もあるなど
いろいろ知ることができました。

 

雇用される側、雇用する側。

両方経験できてよかったです。

他にもいろいろ矛盾を感じる瞬間はあります。

 

例えばすごくできる社員の子が
独立したいので会社を辞めたいとか言い出した時など。

自分自身が脱サラ独立しているので
その立場からすると
背中を押して応援してあげたいところ。

 

が、会社目線で考えると
独立できるぐらいの社員がやめてしまうのは
どう考えてもマイナスなわけです。

独立への不安を煽ったり
あるいは待遇良くするなど何でもいいので
あの手この手で引き留めるのが正解なわけです。

 

ここもすごく矛盾を感じます。

でも飲み込む必要があります。

昔、これですごく優秀な子を
みすみす手放して独立を見届けたケースがあります。

※その子成功しているみたいです。ほんとすごい。おめでとう。

 

でも、いまだったらそうはさせないかな。

独立するよりうちの会社にいたほうが良いと
魅力を感じる「何か」を用意してあげて
やめさせない方向にもっていく。

それでも辞める子は辞めますが
少なくともそのための努力は今ならします。

 

これで
思いとどまる子は思いとどまるわけです。

ここは最終的に本人が決めるところですしね。

こんな感じで矛盾を感じるときはたくさんあるのですが
キリがなくなるのでこのぐらいにしておきます(笑)

 

こういうのはことわざの
「清濁併せ呑む」ってことなのかな?

賢い方は10代、20代で
もうできるんでしょうね~、すごいな~。

 

私は30代入ってからですよ。

ようやくできるようになってきた次第です。

個人的には矛盾を飲み込む力を身に着けると
その先の世界は間違いなく広がるものだと感じています。

 

さぁ、この先どこまで飲み込めるのか?

私の器の大きさがどの程度か試されていくことでしょう。

お腹を壊したくないですが
でも、デカい矛盾を飲み込めるようになりたいものです。