中松です。今日のコンテンツは

「漫画ファブルで気になったセリフ」になります。

 

 

 

 

 

 

漫画「なにわともあれ」シリーズで有名な
南勝久先生の最近の作品と言えば「ファブル」です。

V6の岡田准一主演で映画化もされたこの作品ですが
最近、「ザ・ファブル The second contact」の名で
第2部が始まりました。

その最初の話でこんなセリフがでてきました。

「経験は思考から生まれ、思考は行動から生まれる」

調べてみると
数々の格言を残した元イギリスの首相
「ベンジャミン・ディズレーリ」の
処女作の小説「ヴィヴィアン・グレイ」内で
出てきたフレーズのようです。

※この人は小説家でもある傍ら
二度の首相経験もありと経歴が尋常ではない

さて先ほどのフレーズの
解釈の仕方は人によって微妙に違うかもしれませんが
上のフレーズを順番に並べるとこうなります。

行動→思考→経験

要するに何事も
まず最初は行動するのが大事。

それさえできれば思考や経験などは
後から付いてくるものである。
そんな事を伝えたかったのかな、と。

ただ、個人的に最初このフレーズを聞いたときに
私「??」はと感じました。

といいますのも、
物事は考えてから行動してその結果として経験が
積み重なっていくわけなので、

思考→行動→経験の順番じゃないかな、と。

ところが「ベンジャミン・ディズレーリ」は
「経験は思考から生まれ、思考は行動から生まれる」です。

行動→思考→経験?
思考→行動→経験?

あれ?どっちだろ?と。
少し混乱したので自分の身を振り返ってみました。

すると答えが分かりました。
はい、正解はどちらも正しいです。

よく考えてから行動したおかげで
得られた結果もありました。

一方で、まずはあれこれ考えず
とにかく行動したおかげで
得られた結果もありました。

少し深堀すると
行動→思考→経験で動いていたと思っても

その行動に至る前段階では
潜在的なレベル、つまり意識していないだけで
幾重の思考の積み重ねがあるわけです。

その結果として行動に至っているとも
考えられるわけなので、
それを踏まえると

(無意識下の思考)→行動→思考→経験

「ベンジャミン・ディズレーリ」の格言を少しいじると
「経験は思考から生まれ、思考は行動から生まれ、行動は無意識の思考が生み出す」

そんな風にもいえるんじゃないかな~?とか
何で南先生はこのフレーズを初っ端に持ってきたのだろうか?
などと、あれこれ考えていたら

「ザ・ファブル The second contact」の
1ページ目をめくるのに10分ぐらいかかってしまいました。

今後の話でこのフレーズに関する
エピソードも出てきたりするのかなと思うと
前シリーズ同様に楽しみで仕方ありません。

行動→思考?
思考→行動?

表裏一体の部分もあるので
ん~、どっちも大事かな。

いずれにしてもそれらなくして
経験は積み重なっていかないので
最終的には納得しました(笑)