中松です。お金を渡しすぎると勘違いする人のほうが
多いようです。

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仕事を請け負ったり、あるいは会社から給料をもらったりして
多くの人はお金を稼いでいます。

その際に、
もし、あなたが「渡す側の立場」にいる場合は
知っておいたほうが良いことが1つあります。

それは一体何かと言うと
「お金を渡しすぎると勘違いする人のほうが多い」
ということです。

 

例えば、月30万円分の仕事をしているなら
30万円渡しておけば十分です。

搾取する人だともっと少ない金額しか払わないでも
相手を丸め込んで、うまいこと動かしているので、

それを踏まえると、働いた分だけ払うというのは
十分すぎるどころか、むしろ良心的なぐらいです。

逆にここで、働き以上の金額を渡してしまうと、
「勘違い」がおこりやすいです。

 

渡す側からすると、多めに渡すことによって、
もっと頑張って欲しい!
普段から頑張ってくれてありがとう。

というつもりで渡すのでしょうが、
残念なことに、これをやったところで、
かなり多くの人が勘違いをします。

 

つまり、30万円分の仕事しかしてないのに、
40万とか50万渡すと、

「俺は月50万の男だぜ!」という具合に、
実際の実力よりも、実力があると勘違いしてしまうわけです。

良かれと思ってやったことが、
渡した側にも、渡された側にとっても
良くない結果になってしまうわけです。

 

ごく稀に、実力以上のお金を渡しても、
それが自分の実力以上のお金であると理解して、
相手の善意から得られているものであると理解し、

「より一層頑張ろう!成長しよう!この金額に見合う男になろう!」と
捉えられる賢い人もいるのですが、やはりごくごく少数です。

基本的には、勘違いする人のほうが
残念ながら圧倒的に多いです。

勘違いする人がバカというよりは、
それが普通ということです。

なので、あなたがお金を渡す立場にいる場合は、
渡しすぎは逆効果になる危険性もあるというのは
知っておいて損はないです。

 

とはいえ、しっかり働いているのに
それに見合うだけの報酬を払わないとか昇給しないのは、

あまりに理不尽ですし、なにより夢がないのでつまらないものです。

このあたりのさじ加減は本当に難しいところです。

渡しすぎてもダメ、渡さなすぎるのも微妙。

 

これを踏まえると、社員の給料や、仕事の報酬などは、

決裁権がある人間が明確な査定基準を持っていなければ、
ほとんど「気分」で決めてるんじゃないか?と思ってしまいました。

なんともまぁ、難しいところです。