中松です。今日のコンテンツは

「ステージングをしたら成約率が3倍以上になった」になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は不動産ネタです。
今年の9月に建設中だった
1棟マンションが完成しました。

RC(鉄筋コンクリート)で
東京23区内の某駅から徒歩4分ほど。

都心に通勤する単身の社会人を
ターゲットにしており、

土地の仕入れから、間取り図考案、
建設会社の手配まで自分でやりました。

手間はかかりますが、これをやると
デベロッパーと同じことをやっている訳なので
仕入れ値(原価)を大幅に抑えられます。

完成しているものを買うと2億ぐらいとすると、
自分で仕込むと、1.5億ぐらいのイメージです。

ひと手間加えるだけで5,000万円安く建てられる
わけですし、仮に即売却したら
瞬時に5,000万円の利益が見込めるわけです。

やらない理由がないと思うのは
私だけでしょうか。

※さらっと書いておりますが
それ相応に学習はしたうえでやっています笑

はい、それはさておき。

このマンションですが、
駅近とはいえ、部屋が少々狭めで、
家賃も相場にしているので成約率も普通でした。

悪くはないけど、良くもない。

成約率を上げたければ、通常だと
家賃を下げるとか、AD上げるとかが
求められている場面でした。

あとは時間は少しかかるけど
現状の条件でジワジワと攻めていくなど。

ただ、いまの家賃でも決まってるし
もっと早いスピードで申し込みを得られるだけの
ポテンシャルを持っていると感じていました。

さて、どうしたものかと。

そこで思い出したのが
「ステージング」です。

要するに、空室の1部屋に家具家電や
お洒落なインテリアを置いて
モデルルームを用意する方法です。

内見者の方がきたら
まずはモデルルームを見てもらう。

そこで借りた後の「素敵な生活」を
イメージしていただく。

こういう家具を置けばいいんだとか、
こういう組み合わせをすればいいんだ
といった具合です。

新生活の想像を思い浮かべる
「スイッチ」を入れてもらえる
きっかけを作るわけですね。

このスイッチを入れてもらうと
あとはこっちのもの。

他の空いてる空室を見ていただいて
この部屋借ります、あの部屋借ります
といった具合にトントン拍子に進みます。

説得がいらなくなる感じ。
商品で例えると、お客さんが自ら
欲しくなって勝手に買ってくれる状態です。

大前提としては「素敵な生活」を
イメージしていただける部屋に
ステージングでする必要があります。

しょぼいステージングだと
むしろ逆効果なので要注意。

成約率を上げるも、下げるとも
ステージングの出来栄えが直結します。

今回初めての試みでしたが
信頼できる筋からの紹介で
素晴らしい業者様を
見つけることができました。

おかげでこんな感じの部屋に
仕上げてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新築に加えて、このマンションは仕様が高いので
元々のポテンシャルがすごいです。

そのいわば素材の高さを余すことなく
引き出してくれた素晴らしいステージングには
ただただ脱帽です。

思わず、自分が住みたい!と思った
レベルでしたから笑

おかげさまでステージング後は
ステージング前と比べて
「成約率が3倍」になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今までは10人内見しても1人しか
申込みしなかったのが、
ステージング後は10人内見すると
3人の申し込みが入る、という感じ。

客付けの賃貸会社さんも
この部屋を内見させれば
成約が取りやすい!と認知してくれるので
継続的に紹介してもらえる流れができました。

私の経験上、この流れができれば
100%満室にできます。

そもそも、新築で満室にできなかったことは
いままで一度もありません。

新築に比べると難易度が上がる中古ですら
必ず満室にしてきていますので
必然といえば必然です。

廃墟アパートを直して満室にした時あります。

とはいえ嬉しいものですし
毎度、優秀な関係者の皆様に恵まれて
有難い限りです。

優秀な人に任せるのが最強ですね。

優秀者じゃない人に任せると逆の結果になるので
気を付けましょう笑

成約率は物を売る時によく使われる概念ですが、
部屋を貸し出すときの内見にも当てはまります。

当然、少ない内見者数でも申込みをもらえると
成約率が高い状態です。

賃貸の客付け会社さんはアクセスを流してくれる
いわばアフィリエイターです。

部屋を用意する貸主(大家)は商品販売者なわけなので、
高い成約率の部屋を用意するのが仕事です。

ショボい部屋(良くない商品)を
紹介してくれ!紹介してくれ!と言われても
客付け会社さんからすると無理難題を
押し付けられているわけなのでしんどいです(^^;

「他の業界の当たり前」を
また別の業界に持ち込むと
目立った反響が出る時があるので面白いですね。