中松です。今日のコンテンツは
「イシコドンから学ぶマクロとミクロの視点」になります。

 

 

 

 

 

 

 

「マクロ」と「ミクロ」って
よく耳にする言葉です。

音の響きも似ています。
1文字しか違いませんから。

ところが意味は真逆です。

 

マクロ(Macro)は大きなとか大規模な
といったニュアンスです。

「マクロな視点で捉えよう」ってことは
全体的な物の見方をしよう、
とかそういう意味合いになります。

 

一方で、ミクロ(Micro、本来読み方は「マイクロ」)は
極小とか、すごく小さいといった意味合いで使われます。

※厳密にはマイクロは100万分の1を表す単位

なので、「ミクロな視点で捉えよう」ってことは
小さなデータなどに基づいて考えよう、
とかそういう意味合いになります。

 

はい、なんで今更になって
「マクロ」とか「ミクロ」の話をするのか?
というと、最近こんな話があったからです。

私の右腕「イシコドン」が弊社のある
商品について意見を出してきました。

彼曰く「内容が古くなってるのでアップデートしませんか?」
という提案です。

 

で、これはミクロの視点で見た時は
「正しい」といえます。

内容が古い→だから新しくする→コンテンツパワーアップ

こういうことですからね。
理屈は合っています。

 

ただ、一方で私はこの意見に対して
違う視点でも捉えています。

どんな考え方かというと

「商品自体を販売終了して、市場から撤退する」

 

これはマクロの視点で見た時は
「正しい」です。

商品を作った当初と比べると
その市場も大きく変化してきているからです。

 

以前ほど市場の需要が高くない状況だと
下手にバージョンアップに労力を費やすよりは
思い切って撤退してしまう。

そして、余った労力や資金を
他のところに投入するほうが良い。

 

こういう考えもマクロの視点で
捉えると成り立ってくるわけです。

視点の軸をどちらに置くか?によって
正しいか、正しくないかの「解(かい)」も
自ずと異なります。

 

また、私は経営者なので
マクロの視点で見がちですし、

一方で、従業員は現場に集中しているが故に
出てくる意見はミクロに比重が置かれたものになりがちです。

 

誤解がないように補足しておくと
ミクロの意見を否定しているわけでは決してありません。

むしろ本気で取り組んでないと、
そもそも意見はあがってこないです。

なので、とても良い傾向です。

ただ、ミクロベースの意見だということを
踏まえたうえで、マクロの視点も交え
最終的にどうするか決めるのが重要になってきます。

 

双方真剣に考えているはずなのに
なぜか食い違いが生じる時って

そもそもの「視点が違う」って
ことが往々にしてあるものです。

そんなときは「マクロとミクロ」を
今一度思い出してみても損はないです。

 

ちなみに今回のケースだと、
イシコドンの意見を採用することにしました。

アップデートしたうえで
市場の動きを今一度様子見する。

それで上手くいけばOK、
微妙だったら撤退する。

 

アップデート後の商品をお披露目する機会は
果たしてくるのか?こないのか?

さぁ、どうなることか。

参考になれば幸いです。