中松です。忘れたころに宮崎マンゴーが届き、
暇人マンゴー野郎との戦いが始まりました。

2015-05-04 10.34.58_R

 

 

確か去年の10月、11月頃だったと思うのですが、
宮崎県の綾町という地域に

ふるさと納税をしました。

いくらだったかは正確に覚えてないのですが、
おそらく1~2万円ぐらいだったはずです。

 

ふるさと納税をすると自治体にもよるのですが、
お礼に特産品を贈ってくれるところもあります。

綾町の場合は「宮崎マンゴー」です。

 

ところが旬の時期の関係でしょう。

お届けするのは来年の5~6月頃になりますと、
去年納税した時に言われました。

私「だいぶさっきー!」

と思いつつもなんせ
宮崎マンゴーなんで
楽しみに待つことにしました。

 

ところが待つこと数日足らずで
納税したことすら忘れてしまい
宮崎マンゴーの存在は忘却の彼方に消えうせました。

あれから時がたつこと半年。

事件は前触れなく突如起こるものです。

 

突然、予告もなく自宅のインターホンが鳴り
眠い目をこすりモニターを見ると
ヘルメットを被った見知らぬ男性が
小包を持って立っていました。

ヘルメットを被った見知らぬ男性が
小包をもってインターフォン前に居たら
一見するとそれはそれはけっこう怖いです。

 

えっ?!誰?
知らないよ、こんな人。

そう思ったのも束の間。

「お届けものでーす!」

と、元気に明るい声。

そうです。
ゆうパックです。

 

その時点では何も頼んだ記憶はないので、
スルーしてふて寝してやろうかとも思ったのですが、

向こうも不在連絡票とか書いたりで面倒くさいでしょうし、
こちらも再配達など連絡するのは面倒です。

とくにゆうパックは再配達が面倒です。

ヤマトはササッ!と持ってきてくれますが、
ゆうパックはそうは行きません。

 

私とゆうパックの利害が一致しました。

そういうわけでふて寝を諦めて
受け取ったわけですが、品名を見ると
見覚えのない文字が書かれていました。

「マンゴー」

おぉ…!?

 

一瞬えもいわれぬ不思議な感情に襲われつつも
小包を開けたところ

あたりは「フワッ~」と
南国の香りで包まれました。

思わず年甲斐もなく

「マンゴー!!」

と叫びそうになりましたが
一人で叫ぶと、叫んだ後に収拾がつかなくなりますし、

そもそも人生において「マンゴー!」と
大声で叫ぶ機会なんてあって良いものか?と
疑問に感じたので止めておきました。

 

とりあえず小さく控えめの声で

「…MANGO」

と呟いておきました。

 

というわけで本場の宮崎マンゴーが届いたので、
カットして食べようと思ったのですが、
私はマンゴーをカットしたことがありません。

そこで携帯で複合検索

マンゴー カット

で調べたところ
どこかの暇人がマンゴーのカット方法を
画像つきで掲載してくれていました。

…何て暇人なんだ。

この管理人の名前は
「暇人マンゴー野郎」にケテーイ!!

あっ、いえ何て親切な方だと思いつつ
マンゴーをカットするために、
袋から取り出しました。

 

するとマンゴーと一緒に何か紙が落ちました。

恐る恐る手に取ると
こう書かれていました。

「マンゴーのカット方法」

…あーね。ご親切に説明書つきだ。

 

私が複合検索した
努力はすべてマンゴーの香りに
打ち消されてしまいましたが、

なんだか悔しかったので
その説明書は一切読まずに
スマホの小さい画面を見ながら

どこかの暇人マンゴー野郎が
ご丁寧にネットにアップしてくれた
マンゴーのカット画像を見ながらカットしました。

 

要するに真ん中にデカイタネがあるから、
少しずらしたところでばっさりカットして、

あとは断面をサイコロみたいな感じで
カットするだけなのですが、

いかんせん、
暇人マンゴー野郎の説明
わっかりにっく!!!

こいつが会社の上司だったら
指示が分かりにくすぎて
うちの部署オワタ…。

そう感じずにはいられないぐらいに
たかがマンゴーのカット方法が
詳細に分かりにくく書かれていました。

 

そこで暇人マンゴー野郎はリストラして、
綾町の説明書を手に取ったところ

「綾町分かりやす!誰だお役所仕事なんてバカにしたの?分かりやす!」

大変シンプルで分かりやすい
マンゴーのカット方法が1枚の
カラー用紙にまとめられていました。

というわけでここでようやく
マンゴーのカットに成功して
食べることにありつけました。

間違った情報を最初に手にしてしまうと
大変遠回りしてしまうという
怖い経験をした次第です。

 

肝心のマンゴーのお味は?というと、

食べる前から
芳醇な香りに圧倒されぱなっしで、
一口食べた瞬間から「ブワッ!」と
体力が全快するのを感じました。

暇人マンゴー野郎のせいで
無駄に体力を消費させられた私の体力が
みるみる全回復していく様は圧巻でした。

いや、本当に本場のマンゴーすごい。

毎年夏になると1度ぐらいは食べることもある
ミニストップのマンゴーパフェは
一体なんだったんだ?

と思わせるぐらいに
圧倒的なパワーでした。

 

・マンゴーは納税したことすら忘れた頃に届く

・ヘルメットを被った見知らぬ男性はゆうパック配達員である

・スマホでカット方法を検索しないでも説明書が付いてくるので大丈夫

・暇人マンゴー野郎の説明は驚くほど分かりにくい

・たかが2個と侮っていたけど食べると意外に量が多い

・それでもミニストップのマンゴーパフェを懲りずに食べるかもしれない

 

今回の一件で
いろいろなノウハウを見につけました。

今後も必要に応じてシェアしていきます。
お役に立てれば光栄です。