中松です。タクシードライバーから学ぶ仕事術を公開します。
最近乗った際の「実話」です。

タクシー

 

 

 

 

 

 

 

最近タクシーに乗った際、
実際に感じたことを話します。

 

正確には「乗る前」の状態です。

ぜひ想像して欲しいのですが、
タクシーを拾う際って道路に沿って立ち
手をあげてタクシーを止めるのが普通です。

国によってはこの方法以外で
止めるエリアもありますが、
日本の場合は基本的にどこもこの止め方です。

 

ところが手をあげても
空車にも関わらず止まってくれない
ケースがたまにあります。

乗車拒否という可能性もあるのですが、
身なりがよほどひどいとか、
よほど面倒くさそうな客にみえない限りは
そうそう乗車拒否はされません。

 

では、なぜスルーされてしまう時があるか?
といいますと、これは単純に
ドライバーが気づいてないからです。

例えば暗い時間帯に暗めの服などを着て手をあげると
気づいてもらえない可能性が高まります。

また手をあげるにしてもタクシーから見えにくい位置だと
やはり気づいてもらえず行ってしまう可能性が高まります。

 

しかし、ここからが面白いのですが、
タクシードライバーからすると
一人でも多くのお客を乗せて稼ぎたいわけです。

つまり、いかにして取りこぼさないようにして
「乗りたい客に気づけるか?」これが重要です。

私はタクシー乗る機会多いのですが、
「えっ?どうしていま気づかないの?」
ってぐらいに分かりやすいところで手をあげてるのに
気づいてくれないドライバーも見たことがあります。

 

一方で、手をまだあげてないにも関わらず
「視線(アイコンタクト)」の段階で止まってくれて
乗った後に「よく気づきましたね!」と話したりする時もあります。

ちょっとの差なんだけど
これは積み重なると大きな差になります。

 

例えば客単価3000円として1日平均10回ほど
お客さんを乗せる機会があるとします。

しかし、下手なドライバーは客を取りこぼすので
10回に1回は乗せ損なっているかもしれません。

逆に上手いドライバーは本来取りこぼすような客も
気づいて乗せてしまうので
10回に1回は上乗せできるとします。

 

そうすると…

下手なドライバー 1日 9回×3000円=売上27000円

上手いドライバー 1日11回×3000円=売上33000円

こんな感じで売上に
けっこうな差が出ます。

 

そしてこれは1日だけでなく1ヶ月、2ヶ月、
1年とずっとこの差が続くので
ちりも積もると大きな差となるわけです。

計算してみますか?
(1年フルで働いたとして試算すると…)

下手なドライバー 1ヶ月=81万円、1年= 972万円
上手いドライバー 1ヶ月=99万円、1年=1188万円

1年間で216万円も差が出ました。

 

気づくか気づかいかなんて
注意深く周りを見てゆっくり走っていればいいだけなので
誰でもできる小さな差です。

しかし、売上ベースで考えると
これだけ大きな差になってくるのです。

 

そしてこれは何もタクシードライバーのケースだけでなく、
ネットビジネスで稼ぐ際には
あらゆるところで似たようなケースが出てきます。

ほんのちょっと手を抜くだけで売上が減る。
ほんの少し丁寧に手を加えてやるだけで売上が上がる。

もしかしたら、10%増とか15%増とか
その程度の差かもしれません。

 

しかし、そのために投入している時間や広告費などの資金が
一緒であるのならここは是非こだわって
売上アップを拾っていくという姿勢はとても大事です。

投入してる時間や資金が同じであるのならば
いかにしてそこから多く回収できるか?

この数字の読み方はとても大事です。
いわゆる学校のお勉強では教えてくれない部分です。

 

ちなみに、私がタクシードライバーなら
手をあげてなくても目の前で止まって
とりあえずドアを勝手に開けちゃいますね。

本来乗る気なくて、歩こうと思っていた人でも
ドア開けられたらなんとなく乗ってくる人も
中にはいるかもしれないので。

少し悪いですが、
カワイイもんだと思いますよ、このくらいなら。

 

海外によっては無理やり乗せられ
目的地とは別のところ連れてかれ
さらにはぼったくるケースもエリアによってはありますので。

国名は伏せますがそれで
バトルになった時があります笑

平和な国日本で生まれて良かったです。